カトマンドゥ-ポカラ間の移動において,飛行機に乗るお金がない,もしくはあまりお金を使いたくない人の強い味方である観光バスとマイクロバス.それぞれについて,私が利用した経験をもとに,ご紹介.
観光バスは,カトマンドゥ→ポカラの移動で,マイクロバスは,ポカラ→カトマンドゥの移動で,それぞれ利用しました.

いざ紹介しようと思うと,撮った写真が微妙に的外れで,なんかよく分からない感じになってますがとりあえず観光バス編をどうぞ.しかも長い.なんか文章を短く書けなくなってきました.いかんぞこれは.

<出発~カトマンドゥ郊外>


観光バスに乗ったのは,9月の中頃に一回と,10月の頭に一回.それぞれ別の会社の観光バスを利用しました.
サービスは色々と違ったのですが,どちらも同じなのが,だいたい朝7時に出発すると言うこと.だいたい出発の20分前までには乗り場に来なさいと言われるので,バス乗り場への距離にもよりますが,準備などに余裕を見ると5時台に起きなければなりません.私の場合はカトマンドゥから車で20分程の,パタンという街に滞在していたので,がっつり5時半起き.
ネパールの人達って,大体6時に起きて朝食,10時頃に昼食,午後に軽食,21時頃に夕食,みたいなサイクルで生活しているらしいんですね.だから,5時半に起きろとか平然と言い放つんですけど,私みたいな人間は,この時点で,ポカラ行きたくないと心底思ってました.
でもまぁ仕事ですからね.朝起きれないから行きませんとか幼稚園児よりひどいので,前の晩の深夜に,「もうだめだ.もう徹夜で行くしかない.バスで寝よう」とか駄目な決意を固めかけたりもしたんですが,頑張って起きました.
そしたら,送ってくれるって言ってた仕事の関係の人がそれから一時間ぐらい起きやしなくて.「6時40分て言ってるけど7時までに行けば大丈夫だから」とか言ってね.ネパールの人のこう言う所大好きですけど,だったら最初に言って欲しい.

いざとなると面倒くさくなったのか,軽く不機嫌な仕事関係の人の車でバス乗り場へ.Green Lineっていう,比較的高級な観光バスの乗り場は,他の会社の乗り場とは離れた所にあるんですが,それも含めて,基本的には全ての観光バスが,カトマンドゥの中心部に乗り場を設定しています.
カトマンドゥにはタメルという,バンコクで言うカオサンストリートみたいな,外国人旅行者が集まる所がありまして,そこからだとどちらのバス乗り場にも最悪歩いていけるので,便利だと思います.5時半起きとかしなくていいし.他の面でも色々便利ですしね.まぁ放っておいても旅行者はタメルに集まるようになっているので,流れに身を任せてれば気付いたらタメルにいると思います.

なにはともあれバス乗り場に到着.あっさりと去って行く仕事関係の人を見送りつつ,バスを探します.Green Lineの方は写真が無いのですが,他の会社のバス乗り場はこんな感じ.

IMG_0030.jpg


バス乗り場と言うか,大きな通りに各会社のバスが縦列駐車してます.見渡す限りの縦列駐車.自分の乗るバスを探すのも一苦労なのですが,基本的にはそれぞれのバスの車体に会社の名前が書いてあるので,それを頼りに頑張って探します.見当たらなかったら,チケットをその辺の人に見せれば,あっちだこっちだと教えてくれると思います.車内はこんな感じ.

IMG_0029.jpg


我ながら写真の微妙さに愕然とするのですが,これしか撮ってないのだから仕方あるまい.
予約だけで座席が埋まっていない場合,ぎりぎりまで客を集めるので,だいたい出発は予定より10分くらい遅れます.その間に水を買ったりお菓子を買ったり.ちなみに,Green Lineだと,1.5Lのミネラルウォーターがついてきます.

準備も終え,心穏やかにバスの出発を迎えます.バスはカトマンドゥの中心部を抜け,

IMG_0031.jpg


こんな感じの雰囲気の中,カトマンドゥの街を進みます.ネパールってのは,主要都市でもメインストリート以外は道の舗装が不十分で,爆撃でもされたんじゃないのか,という風情なんですね.それと,カトマンドゥの市街地を出る辺りでつかまる慢性的な渋滞もあって,ハイウェイに出るまではとてもゆっくりです.
でまぁ,私は二回目の利用の時に,出発してから5分でトイレ行きたくなっちゃいましてね.これはもうそういう病気なんじゃないかと思ってるんですけど,トイレに行けない状況になると,トイレに行きたくなるんですよ.朝食の休憩まで2時間として,1時間55分待たなきゃいけないのか.いざとなればこのペットボトルに…!とかいきなり悲壮な決意を迫られたんですけど,そのバスは,カトマンドゥ市街地の外れ辺りでいったん停車しまして.なんとか思いを遂げることが出来ました.
しかしそのトイレがすごい汚い.写真をブログに載せるはもちろん,撮るのすらとんでもないってレベルの汚さでした.皆さんが利用する場合は,必ず直前にトイレを済ませておく事をお勧めします.別のバスに乗ってた日本人の女の子は開けた時点で気持ち悪くなったみたいで,そのままバスに戻っていきましたからね.

トイレで思い出しましたけど,こっちのトイレは水洗でも紙が備え付けられていない事が多いです.便座の横になんかシャワーみたいのがついてて,それで洗う.もしくは,蛇口がついてて,小さいバケツに水を入れて,それで洗う.外国人が主要な利用者であるトイレはだいたい紙がありますけど,それも,流すとトイレが詰まるので備え付けのゴミ箱に捨てて下さいってところが圧倒的です.
で,外国人が使わないようなトイレになればなるほど,洋式の便座はなくなっていって,最終的に穴が開いてるだけみたいな話になります.恐ろしいですね.日本ではこの前,長澤まさみがガンジス川でバタフライするドラマが放映されたらしいですが,インド行ってみたいかも,と思った皆様におきましては,その辺にある程度の覚悟をもって行かれた方が良いと思います.慣れちゃえばむしろ清潔で良いですけどね.

<カトマンドゥ郊外~朝食休憩>


さて,そんなこんなで,バスはカトマンドゥ盆地を離れていきます.その名の通り盆地なので,出る為にはひと山越える訳ですが,それがのっけからかなり急峻です.

IMG_0034.jpg


こんな道を沢山のバスやらトラックが連なって行きます.

IMG_0036.jpg



遠くに雲みたいに見えるのがヒマラヤだったりするんですが,やはり写真だとなかなかその迫力が伝わりませんね.で,この時点で私はまたトイレに行きたくなってるんですが,タイムリーに道端でトイレ休憩.こいつらよく分かってんな,と頷きながらヒマラヤに向かって立ちお小水.
でも道端なので,女性にはさすがに無理ですよね.そう言う所の配慮というか,設備が整ってないってのはネパールの観光部門の大問題なんでないか.でも,訪れる観光客の大部分って,6000mオーバーの山登っちゃる,みたいなトレッカーが大部分なので,そういう人達はそこらの茂みで躊躇なくできるのかも.誰もしてなかったけど.
で,

IMG_0045.jpg


こんな感じでだんだん高度を下げまして.山間の田園風景を見ながら朝食までの時間を過ごします.いつの間にか大きな河に沿うように走っていて,橋を渡るときなんかはこんな感じの風景.

2


私が見た時は雨期明けなので河は結構な濁流で激流.ラフティングしてる人達がアホみたいに叫んでました.

うわーアホやー,とか思いながら河を眺めていると,朝食のための休憩に.GreenLineを初めとする比較的高級な会社のバスは,

IMG_0016.jpg


こんな感じのところで休憩.チャーと呼ばれてると思ってそう注文するとだいたい通じない,インドで言うチャイ,牛乳で紅茶を煮だして砂糖をごんごん入れるミルクティーが,大体30ルピー(現行レートで55円)くらい.ネパリティーって言うと通じます.
他のバス会社は,

IMG_0039.jpg



こんな感じの所.何がなんだかわかりませんが,バスの後ろに,食堂が3,4軒立ち並んでいます.ネパリティーが一杯10ルピー(現行レートで18円).その向かいには,

IMG_0041.jpg


こんな風にちっちゃなバザールが建ち並んでました.果物が主体ですね.グァバ買ったらすごい渋かった.500gで20ルピー(現行レートで36円)くらい.バナナとかお勧めですが,何を買うにせよ,熟したやつを買わないとひどい目に遭います.
この時点で,だいたい10時前後.我々を乗せたバスは,再び西に向かいます.

<朝食~昼食>


IMG_0049.jpg


景色は相変わらずこんな感じで,そろそろ飽きてきちゃいましてね.隣の席に座ったネパールの人と,なぜ海外に来た日本人旅行者は日本語を喋りたがらないのかについて激論を交わしてました.
結論としては,日本て世界的に見てもかなり清潔でシステマティックに出来てる国なので,いわゆる途上国とかの繁華街って,日本を基準に考えると,よく言っても不潔なスラムみたいな感じなんですよね.そりゃ緊張するじゃないですか.そこしれぬ闇を感じるじゃないですか.
で,そういう所って,「金持ちだと思われる」日本人を相手になんかして儲けてやろうと思う人達が沢山居てですね.そういう人達って,ターゲットに合わせてスキルを磨いた結果,日本語喋れることが多いんですよ.そして,その「なんかして」が,「騙して」である人達も結構居るんですよね.私のいままでの旅行の中で騙された経験のだいたいが,日本語喋る人に騙されてますしね.
つまり,「『日本語喋るやつは怪しい』という意識が日本人旅行者にある」.これがまず一つ.
次に,「日本人は外国語(英語)コンプレックを持っている」.これは,私自身がそうなのですが,なんか海外で日本語使って過ごしてると,負けた気分になるんですよね.
これってば,英語で喋ってると感じない気分なんですよ.その実,ネパールでは英語だって外国語なので,英語喋ったってその土地に深くコミットしたことには全然ならないんで,ほんと意味のない負けた気分.
私が考えたその理由って言うのが,コンプレックスを持っているが故に,なんか外国だと外国語で喋りたくなる.外国語でコミュニケーションをとっている自分に酔いたくなるんじゃないかなぁってことなんですよね.
以上の二つを得意げに,自分にばりばり酔いながら英語で開陳して,相手のネパール人の男性も深く納得してくれたんですが,それからしばらく経って,おずおすと,英語で,

「私が日本語を話したらあなたは気にしますか?」

とか聞かれましてね.「日本人は外国で日本語喋って近づいて来るやつは怪しいと思ってる」とか,「日本人は外国で日本語喋るのが嫌いなんだー」などと調子に乗ってべらべら言ったあとですから,とても気まずい雰囲気だったんですが,「勿論ですよ!」と必要以上に爽やかに答えたのでした.聞いてみたら7年くらい日本で働いてたかとか言うのな.切歯扼腕とか言い出しそうなくらいの日本語の使い手でした.
後はもうフォローの嵐.「おかしいですよねー.日本語喋れた方が間違いなく快適に過ごせるのにー」,「やっぱり,なんだかんだ言って外国で母国語聞けると安心しますもんねー」とかな.「日本語すごい上手ですねー」って勿論言いましたよ.

なぜ人はフォローしようとすると語尾が伸びるのか,とか考えながらフォローしまくっていると,バスの外の景色はこんな感じに.

IMG_0056.jpg



隣の人に聞いてみると,アンナプルナとか,ポカラの近くの山々が見えて来たようです.目指すポカラも盆地なので,ひと山越えるべく,道も再び標高を上げていきます.

かなり近くに見えて来たヒマラヤを撮っては,納得いかずに消去を繰り返していると,昼食の時間に.だいたい12時から1時の間でした.比較的高級な,Green Lineの昼食休憩は,

IMG_0019.jpg


こんな感じの小洒落たレストランです.ビュッフェになってて,ダルバート・タルカリとミルクティー.ネパリティーでなく,ミルクティー.基本的に,

IMG_0022.jpg


こんな風なアジアンテイストでしてね,ししおどしなんかもある感じ.快適です.で,他の会社の昼食休憩は,この写真ひどいですよ.でもこれしかないので,こんな感じ.

1


これを撮った時は,外国人が上,ネパール人が下っていう区別が!とか思いながら撮ったんですが他の写真をほとんど撮ってなくてですね.なにがなにやらわからない.撮った写真と言えば,

IMG_0059.jpg


童の半ケツくらいでした.この子供達が,観光バスが停まるドライブインに集まって来て,観光客からなんかもらおうと寄ってくるんですね.バクシーシは流石に言いませんけど,戦後の日本の「ギブミーチョコレート」みたいな風情.
私はこういうとき,なんかいらない食べ物(お菓子以外)とか持ってたら割と気さくにあげてるので,この子らにも最初の一個目が渋くて食べる気をなくしたグァバを4個くらいあげたんですよね.

そしたら,もうものすごい奪い合い.獣のように奪い合い.みんなで分けろ!とか英語で言うんですけど,彼ら英語通じないので,なんかもう殴り合いとか始まりそうになっちゃってるんですよ.結局,近くにいたネパール人のおばさんが,むりやり子供達から取り上げて,一つ一つ与えるてくれたんで収拾ついたんですけど,すごいことになってました.私は呆然とするのみ.
彼らの獣の争いのような風景って私にとってはかなりショッキングで,無責任にものをあげるってのはこう言うことを引き起こすのだな,と認識を改めました.あげるなら責任もってその場の全員に行き渡るように与えなくてはならない.それが出来ないならあげない方が良い,かもしれない.

<昼食~ポカラ>


軽いカルチャーショックでブルーになりつつ,バスに乗り込んで最後の1時間くらいを過ごします.この頃になると隣の人との会話のネタもなくなってて,静かなもんでした.すると,

IMG_0060.jpg


こんな感じで正面にヒマラヤの山々が見えてきました.サイドミラーの上にあるのが,聖なる山として,入山が禁止されているマチャプチャレ,別名フィッシュテイル.写真中央の電信柱の右にあるのが,アンナプルナ連峰です.これ生で見るとちょっと感動します.隣の人も感慨深そうに見てました.
ここまで来ると,もうポカラまであと少し.

IMG_0033.jpg


7月にマオイスト(つい最近まで政府に対して武装闘争を行っていた共産主義団体.現在は武装放棄.)に,道路から何メートルだかの範囲で,ポカラ近くの道路沿いの建物が強制的に,補償無しで撤去されたんですが,その残骸を見ているうちにポカラにつきます.

ポカラのツーリストバスパークは,レイクサイドという観光客のほとんどが滞在する地域にほど近く,だいたいタクシーで80~100ルピー(現行レートで130~180円)くらい.客引きが沢山来てるので,適当に交渉して宿に連れて行ってもらうも良し.タクシーに乗ってレイクサイドに行って自分で探すも良し.予約してたホテルに行くも良し.お気に召すまま気の向くままにどうぞ.ホテルレイクサイドもよろしくお願いします.

紹介なんだか体験記なんだかよく分からないことになってますが,以上がカトマンドゥからポカラまで観光バスに乗った場合,次回はマイクロバスです.いやーひどかった.













スポンサーサイト

テーマ:海外旅行 - ジャンル:旅行





なるほど~。

『すばらしき世界』、ポカラも経由地として出てくるよ。
続編もあります『光の指で触れよ』中央公論新社から。

あと最近ネパール旅行記でポカラがっつり出てました。
モモとか食べたいわー、と思った。
なんとなく食欲で旅先を決めているわたし。
ベトナムもご飯がおいしそうで行ったよ。
バインミーや生春巻き、エレファントフィッシュにプリン。
おいしゅうございました。

体調には気をつけてね~。
【2008/12/16 22:25】 URL | 天野 慶 #9JNxmLfc[ 編集]
おおー。お久しぶりー。

池澤夏樹がネパールの話書いてるんですね。へーへー。
アップルパイロード可愛らしいなぁ。

僕は毎日カフェのメニューをチェックがてら食べてるので、日によってステーキだったりインド料理だったり中華だったり、ネパール料理だったり。ネパール料理は、素朴なインドカレーにご飯的なやつ。

あんまり趣きないけれど、食事にももっと関心もっていかないとなぁ。
【2008/11/19 18:57】 URL | hotellakeside #TcJAkYqI[ 編集]
大嶋くんさ、ポカラで毎日どんなごはん?
『すばらしき新世界』(池澤夏樹)にネパールに
小さい風車を建てに行く話しがあるんだけれど、
なんとなく不思議なもの食べてる感じ・・・・・・。
「アップルパイ・ロード」とかでてくるのよ。
食後に必ずアップルパイがでてくる道筋。

それにしても遠い! ポカラ!
【2008/10/10 00:03】 URL | 天野 慶 #9JNxmLfc[ 編集]














管理者にだけ表示を許可する


| HOME |


Design by mi104c.
Copyright © 2017 ホテルレイクサイド, All rights reserved.