カトマンドゥ-ポカラ間の移動において,飛行機に乗るお金がない,もしくはあまりお金を使いたくない人の強い味方である観光バスとマイクロバス.それぞれについて,私が利用した経験をもとに,ご紹介.
観光バスは,カトマンドゥ→ポカラの移動で,マイクロバスは,ポカラ→カトマンドゥの移動で,それぞれ利用しました.

マイクロバス編です.
とりあえず,マイクロバスは1時間ごとにポカラのプリティビチョークというところからカトマンドゥに向けて出発しているとの情報を事前に得ていた私.1時間ごとなら乗り過ごしても大丈夫じゃわいとか思って,思い切り油断して昼過ぎに出発することに.
チョークと言うのは多くの場合交差点を指す言葉みたいなんですが,その周辺に,観光バスやマイクロバスと言う名のハイエースが沢山停まっています.そのハイエースが今回の旅のお供.ドライバーに直接お金を払っても良いみたいなんですけど,ちょっと外れにチケットカウンターがあるので,そちらでチケットを購入.このときは325ルピー(現行レートで585円)でした.

念のため出発時間の10分前くらいに座席に座ったんですが,あんまりお客も居らず,これは快適だ,などと思っていたら,ぎりぎりになって乗ってくるわ乗ってくるわで,




こんな風情に.この後ろにもう一列席があって,そこも3人座る所に4人座ってました.それでもまだドライバーとその仲間達は客を乗せようとしたりしていて,もう勘弁してくれと思っていると,願いが通じて出発.

いやー速い.すごいスピード出します.前も言いましたけど,ネパールって道路の舗装状態が良くないんで,みんなそれを避けながら軽い蛇行運転なんですよね.だから,道路の中央線ってあってないようなもの.しかも,対向車同士なかなか車線を譲らないので,いっつもぎりぎりでお互い少し動いてすれ違うことになります.
ビービーとクラクションを鳴らしながらぶつかるギリギリまで突進しあう車達.たまにその間を縫うようにバイクがすり抜けていったりして.交通ルールって大事.
追い越しのときもすごいアグレッシブで,観光バスとかトラックとかずがんずがん追い抜いていくんですよね.そんで,追い抜こうと,私達の言う対向車線にはみ出したら,対向車線ですから対向車が居たりして,またビービークラクション鳴らしながら車線を戻してまたビービー鳴らしながら追い抜こうとして,ってその繰り返しで旅路は過ぎていきます.

しばらく走ると,俄に道端のガソリンスタンドに停車,給油.多分,客から集めたお金からカトマンドゥまでのガソリン代を払うんでしょうね.客は灼熱の日差しの中車内で放置されます.降りりゃあ良いんですけど,なんかみんなここで降りたらおいていかれるかも,みたいな思いがあるのか,頑なに下車しません.

給油も終わって勇気リンリン,再びマイクロバスは爆走を再開します.その間には,

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こんな感じで,河岸段丘とかが見れたりします.侵食ってすごい.

そろそろマイクロバスの気が狂ったような走りっぷりにも慣れて来て,いやー爽快爽快,とか思っていると,道端の水場で休憩.

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インドっぽい派手なトラックの運ちゃん達がパンツ一丁で水浴びてました.

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それにしても派手.そういえば,マイクロバスはこんなんです.

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さらにそれにしても,マイクロバスって,なんかドライバーの気分次第で休憩してるみたいなんですよね.この時まだ出発から1時間程度しか経ってませんでした.なのに,次の休憩はその3時間後くらい.
マイクロバスは観光バスに比べて目線が低く,また私が山側の席に座ったこともあって,それほど風景も堪能出来ずに時間が過ぎるのを待ちます.目線が低いと言えば,マイクロバスに乗るときはサングラスしといた方が良いですよ.土ぼこりがすごいですからね.

最初の休憩からしばらく経つと,みんなマイクロバスに乗って移動すると言う行為に飽きてきてですね,すっかり眠り込む者もいれば,車走ってるのに窓からするすると屋根に登っていく者ありの,すごいフリーダムな雰囲気になりました.屋根に登っていった彼らは,落ちたときの事とか頭に浮かばないんだろうか.
屋根に人が登っていこうとなにがあろうとドライバーは爆走をやめません.追いつけ追い越せアウトインアウト.軽くバウンドとかします.みんな頭おかしいんじゃないか.この前マイクロバスが河にダイブしたとか聞かなければ良かったに違いない情報を聞いて嫌な気分になりつつ景色を眺めて気を落ち着けます.

でもまぁ,慣れればどこまでも慣れるもので,私もいつの間にか寝てましてね.気がつくと不可解な16時頃の食事休憩.今思えば,ネパールの人達が昼食と夕食の間に摂る食事の時間でした.その食事休憩の場所が,

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こういう道端のバラックみたいな所でしてね.写真では伝わらないんですけど,車の排気ガスと土ぼこりと,

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その辺に捨てられたゴミのにおいが合まった素晴らしい環境でした.私が神経質なのかもしれませんけど,どこにも安住の地が見いだせませんでした.
ドライブインみたいなところなので,簡単な食堂が付いてるんですが,そこのキッチンがこんな感じ.

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客が並んでいるメニューを指差して選びます.なにがなんだか分からないのと,この時間に食事を摂る習慣に慣れていなくて少しもお腹が減っていなかったのとで,私はスプライト飲んだだけでした.20ルピー(現行レートで36円).いやだって,

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その日の開店時間はおろか,一昨日くらいから積み重ねられてるんじゃないかと思うほかない魚のフライとかの山ですもの.あと,私って何となく,淡水魚って危ないと言う先入観があるんですよね.ネパール海ないから,こういう所の魚はまず淡水魚じゃないですか.怖いじゃないですか.
まぁ,見た感じに抵抗は覚えるけど,実はこういうところの食べ物って思う程不衛生じゃないと言うのも同時に分かってもいたして,こういうの食べないあたり,私も歳をとったのかもしれぬ,などと一人ごちながらバスに戻ります.そういえば,ここがマイクロバスを利用した場合,唯一の,女性も利用可能であろうトイレ休憩でした.汚かったですけどね.

その後はそれほど変わったこともなくて,なぜか雨が降って来るとドライバーが車を停めてむりやり屋根の上の客を車内に入れたりしていたくらいでした.あれか.雨が降ると滑るからか.

そして,車はカトマンドゥ盆地に入る為の峠道にさしかかり,私も,なかなか過酷だったけど,2時間早く着くしマイクロバスも悪くない,とか思ってたんですよね.そしたら,鬼のような渋滞.なまはげのような渋滞.全然進まない.
もうズラーっとトラックやら観光バスやらマイクロバスやら乗用車が連なって牛歩戦術ですよ.で,渋滞って日本でもそれだけで最悪なんですけど,こっちの渋滞は,それに加えて割り込みやら追い越しやらが横行しますからね.乗用車がブオーンて勢い良く対向車線を走って追い越していったと思ったら,先の方で対向車が来たみたいで停まってて,でもこっちの車線は普通に渋滞してるんで,立ち往生してたりするんですよ.ほんとに往生しちゃえば良いのにってきっとみんな思ってた.

この状態が,なんとカトマンドゥ市街まで約4時間続きました.もう馬鹿かと.アホかと.峠を越えた時点で20kmくらいの距離に3時間かかるって言われたときは飛び降りて歩いていきたくなりました.5時間かかるんでやめましたけど.

最初,渋滞の理由が分からなくて,そのちょっと前に爆弾テロとかカトマンドゥで起こってたので,そういうのが理由かなぁと思ってたら,普通に渋滞でした.道が狭いとか言ってた.追い越せれば早いのにみたいな理由で言ってそうで怖かった.
陽が落ちてもさっぱり進まない渋滞に,もうみんないらいらしちゃってて,あちらこちらからクラクションの音が鳴り止まない.オレンジ色の街灯に照らされる,民家に突っ込んだトラックを見たりしながら,異国に来ているなぁと実感したのでした.

どうやら,カトマンドゥに出入りする主要な道がポカラ方面だと一本しかなく,そこに車両が集中してどうやっても渋滞するみたいで,それが帰宅時間と重なって夕方から夜には恐ろしいことになるようなんですね.
だったら出発前に到着が夕方になるから,渋滞につかまって時間かかるよとか教えてくれよと思うんですが,そういうことは一切言いませんからね.「多分5時間」とかそういう言い方.ネパールの人のこう言う所大好きだけどどうにかならんもんか.

結局,カトマンドゥまで5時間って聞いてたところ驚愕の所要9時間弱.もう辛抱たまらんってことで,カトマンドゥに入って最初の停留所で降りて,タクシーに乗って仕事関係の人の家に向かったんですけど,ほんっとうに混雑してる数十メートルを越えると,さっきまでの渋滞が嘘のようにすいすいと進むんですよね.もうなんかシムシティ的に俺に道路を引かせろと思いましたよ.家に着いたら門が閉まってみんな寝静まってるし.もうマイクロバスはこりごりだ.

最終的に,マイクロバス自体の問題ってのはそれほどなくて,混んでる,不快,休憩が適当,危ない,くらいなんです.まぁそれで充分な気もするんですけど,私が評価する場合の一番の問題は,ポカラから乗る場合,1時間ごとに運行してると言いながら,結局,午前中の早い時間に出発しないと渋滞につかまるってことなんですよね.
フレキシブルに予定を立てられるって言う点が,ポカラからカトマンドゥに向かう場合はそれほど融通が利かないものになってる.これはいただけないですよ.
私だってあれですよ.そんなん,出発時間が同じくらいで,400円くらい余計に出したら,ちょっと遅いけど同じ水準の所要時間で,かなり快適な交通手段があったらそっち選びますよ.

こんな感じで,私のカトマンドゥ-ポカラ間の交通手段,観光バスvsマイクロバス対決は,観光バスが圧勝と言う訳です.まぁ,皆さんにおかれましては,これを参考にしたりしなかったりしつつ,最終的には好きにしてもらえれば良いんじゃないかな,と思います.

(おまけ)

カトマンドゥから飛行機に乗ったときの風景.

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なにも見えない.

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おっさんの鼻毛しか,見えない.
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