「焦りは禁物!」

とは、ネパリ・バザーロの土屋春代代表からいただいた言葉。

いきなり最初から、糸を探して、縫製、染色をネパールの中で、さらにフェアトレードの理念に則って始めよう!などといきり立つと、クリアーしなければいけない壁の多さに絶望的な気分になってしまいます。

ということで、まずは、ひとつひとつ出来ることをやっていこうと。そこから広がっていく物もあるだろうと。

一夜明けてそんな気分でアパレル会社へ。
カトマンドゥ盆地の環状線、リングロード沿いに建つそれは、この前も載せましたが、
こんな感じ。

Tシャツ_1


この前はボロい…とか言っちゃいましたが、縫製工場ですし。まぁ、こんなもんですよね。
わっしゃわっしゃと入っていきました。

なんでこんなに、という勢いでレポートします。
中に入ると、一階では、

Tシャツ_10


こんな感じで女の子達が余り糸?の処理など、フィニッシングをしてまして、

二階では、

Tシャツ_8


パターンナーのおっちゃんと、

Tシャツ_9


縫うおっちゃんが居たり。

その奥の色々サンプルが置いてある部屋で、
こんな布があってー、こんなプリントがあってー、
みたいな話をします。

Tシャツ_2


Tシャツ_3


基本的に布にはインド製とネパール製があって、
インド製の方が、強く、色づきもよい。

Tシャツ_6

インド製。

Tシャツ_5

ネパール製。

写真で、しかも色の違うものを見せられても、
って感じなのは重々承知しておりますよ。
そんでまぁ、ぱっと触った感じでは、インド製のって、
いわゆる日本の量販店にあるTシャツ生地と同じで、
柔らかくて薄めなネパール製の方が、良い感じに思います。
強度に難ありなんですけどね。

ここら辺りで、この前の、

僕:「フェアトレードだし、ネパールで布作ってるとこを探すとか…」
Sさん:「そんなんならやらない方が良いよ!」

というやりとりがあったんですが、
その後、手触りだけなら、こっちの方が量産品でない風味がとか、
薄手の生地のTシャツってのも良いじゃないですかとか、
首周りとか袖のギャザーだけインド製にするとかどうっすかねー、
などと、なんでこんなに気を使ってるんだ俺、
みたいな風情で色々話をします。

まぁインドって綿花の一大生産地ですし、輸出もしてるし、
そりゃノウハウありますよね。
やはりある一定のクオリティを、それほど時間がない状態で求めるならば、
ネパールのものだけじゃ厳しいのかなぁ。

なーんて思っていると、
業者の人が、「ヘンプって手もありますよ」と。

Tシャツ_4

右手前がヘンプ55%、コットン45%のTシャツ。

ヘンプって天然素材で、夏涼しく冬温かい、みたいな理想的な植物繊維、
っていうのは皆さんご存知かと思いますが、
これだと、例えばネパール綿の強度をヘンプで補強しつつ、
ネパール綿の手触りのやわさも結構生かせる。
たっかいけど、その分質も良くなるし、単価も上がるし、
これいいんじゃねぇの?と僕もちょっと乗り気になっていると、
ここで件のSさん大ハッスル!これだ!みたいにノリノリに。

さっきまでもやや険悪な雰囲気も一気に和らぎつつ、
インド綿、ネパール綿、ヘンプ混紡の3つで、
日本から持ってきたデザインでサンプルを作ってもらうことに。

とりあえず、ネパールではかなりのクオリティを誇る業者だと、
一体どれほどの物が出来るのか。
そこを見てみようと言うことになったのでした。

これと平行して、女性技能開発センターみたいな、
社会活動色の強いところでどうなのか、というのも見てみて、
比較検討しつつ状況を進めていきたいなぁ、と思っております。

やっぱこういうのは楽しいなぁ。
僕は「もの作り」、とか言われると、
「あぁん?」みたいな反応をするタイプの人間なのですが、
例えば、サンプル見てた部屋のカーテン、
Tシャツ_16

「これいいっすねー。売り物ですか?」と聞くと、
「いや、余った布で作って自分たちだけで使ってる」
とかそんな返事なんですよね。ラックにかかってる服よりよっぽど売れそうだよ!

「そんで、じゃあ、サイズとか色指定して、こんなん作って下さい、って言ったらOK?」
「そりゃ勿論」

こういう、「作れるよ」っていう空気の中にいるってのは、素直に楽しいですよね。
楽しいよなー。

ネパールは、例えば日本で、戦後に仕立て屋が既製服を売る店に駆逐されていった、
まさにあの時代にある感じで、でも、まだまだオーダーメイドがそれほど廃れてない。
なので、シャツ1枚から注文して作るのが結構一般的です。しかも安い。
店に並んでる既製品から選んで買うことに慣れきっていた身としては、
手軽にオーダーして自分の好きな物を作れるって新鮮なんですよね。

ここはまぁ大きいんで小口の注文とかあんまり喜ばないっぽいんですけど、
日本からのオーダーの窓口とかやって、お手頃な値段であなたの望みのものが、
っていうサービスはもっとあっても良いだろうし、良いんじゃねぇかなぁと思ったり。
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